この夜に幸あれ

ぶい/すの

私が幸せなら、それでいい

 

 

私は、6人のことが心底大好きで、9人のことも好きになれて、でも箱推しかって聞かれたらまだ迷ってしまう、けど9人のデビューを心から喜んでいる、Snow Manのファンです。

 

Mis Snow Man時代からファンだけど、途中数年間はお茶の間でした。ぶいすの担です。それ以外にもいろいろかじってきました。ジャニーズも、ジャニーズ以外も。

 

「10年間一筋でした!」でも「最近好きになりました!」でもない。6人派でも、9人派でもない。

 

そんなふわっとしたすの担が、「私自身の幸せがいちばん大事」のスタンスでいこうと決意を新たにした、自分本位なひとりごとです。

 

 

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Snow Man、デビューおめでとう!

 


今、本当に幸せです。Snow Manがデビューすることが嬉しい。デビューできる!って喜んでる彼らの気持ちを想像するだけで、にやにやしちゃうくらい嬉しい!

 


でも、増員が発表された今年の1月17日から数ヶ月は、本当に本当にしんどかったです。20年以上アイドルを応援してきたけど、間違いなく一番つらかった。自担が退所した時よりも、盲信してたシンメが解体した時よりも。

 

退所も解体も、好きだったその姿はもう目の前にはなくて、過去でしかなくて、否が応でも時間が解決していく類の悲しみだったけど。

 

でも今回は、そうじゃなかった。

 

今も目の前に彼らがいるから。

 

6人派の人たちの気持ちも、痛いほどわかります。もちろん過激な発言には同調しないけど、「そんなに嫌なら、すの担やめればいいのに」とは、私には思えない。

だって、大好きな人たちが今も目の前にいるんだもん。いなくなっちゃった、グループが解体しちゃった、なら、それこそ時間が解決するかもしれないけど。

 

でもそうじゃない。6人が今も目の前にいる。

 

いるのに、6人じゃない。

 

6人っていうかたまりが、ほんとにほんとに大好きだから。6人じゃなくなったから、はいじゃあやめます、なんてなれるわけない、そんな簡単な気持ちでこんなに大好きになったんじゃないもん><

 

 

増員前、6人の実力と魅力は十分にわかった上で、私は6人でのデビューはきっとむずかしいんだろうって思ってました。

彼らがデビューしたいと思ってるなら応援したいけど、私にとってはそれよりも、6人が6人のままずっと一緒にいてくれることがいちばん大事だった。

だから、いつか  "Jr." 表記がとれて、コンサートや舞台メインで活動してくれるなら、それも幸せだなって。

 

でも、それは私のただのわがまま。

 

応援する側は、好きな時に応援して、疲れたらお休みだってできる。「ずっとそこにいてくれさえすればいい」なんて、言うのは簡単。

 

でも、彼らはそうじゃない。人生が懸かってるんだもんね。

 

わかってたはずなのになあ。

 

増員を知って、あまりにもショックで、「そこまでしてデビューしたいの?」って思ったの。ひどいよね。

「デビューより、6人でいてくれることが大事」って私が勝手に思ってただけなのに、ひどい裏切りを受けたような気になって。

信じたくなくて、「6人が増員なんて道を選ぶわけがない」っていう考えに固執して、自分が納得できる "増員を強要されたかわいそうな6人" のストーリーを必死に作り出そうとしてた。

 

「6人が増員なんて道を選ぶわけないのに、自分たちで決めたって言わされてる。増員を強要されたのに、本当のことは言えないんだ。かわいそう。悲しい。つらい。」っていう具合に。

 

自分がまだ全然納得できてないのに、6人がもう前を向いてるような発言をしてることがつらくて、置いてけぼりにされたみたいで寂しくて、受け止められなくて、自分のつらさと勝手に作り上げた6人のつらさをごちゃ混ぜにして、自分の心を守ろうとしていたような気がします。

 

 

 

そんな硬くとげとげした私の心をとかしてくれたのは、ひーくんの言葉でした。

 

「何人になっても、俺はいるから。だから信じてほしい」

 

増員発表から2ヶ月弱が経った頃に発売された雑誌での発言。

 

 "俺がいるから" っていうその理由だけで、これからもすの担でいていいんだよ。って、言ってもらえたような気がした。

 

6人のかたまりが大好きすぎて、9人まるっと好きになる自信が全然なくて、こんな気持ちでこの先もすの担でいられるのかな、また楽しいって思える日が来るのかな、って絶望的な気持ちになっていた私は、この言葉のおかげで「むずかしいことは考えなくてもいい。ひーくんが好き、ただそれだけで、これからもすの担でいていいんだ」って思えたんです。これは私にとって、大きな転機になりました。

 

 

そしてもうひとつ。

 

「この俺がいるんだから、9人のSnow Manも絶対にいいものにしてみせる」

 

という決意の言葉にも聞こえた。

 

今までも彼は、ある意味大口をたたいてメンバーとファンを鼓舞してくれたことがたくさんあって。でもそのすべてが口先だけじゃなくて、実際にちゃんと叶えてきてくれたから。

だから今回も、彼がそう言うなら、9人のSnow Manを信じてみよう。って素直に思えたんです。

もちろん、彼がそこまでの意味を込めたのかはわかりません。肉声でもないし。ニュアンスも分からない。誌面上の文字の羅列を、私が勝手にそう受け止めただけです。でも、いいよね?だってこんなにも救われたんだから!

 

 

"勝手にそう受け止めて、救われた" この体験は、それまでもずっと大切にしていたはずなのに忘れてしまっていた、シンプルなモットーを私に思い出させました。

 

「私は、私の幸せのためにSnow Manを応援してるんだ」

 

私ものすごく自分本位なので、自分の幸せがいちばん大事なんです。Snow Manのためじゃない、自分のために趣味でファンやってるんだった。なら、楽しくなきゃ意味がない!不確かなことで勝手に不幸せになってたら、もったいない!って。

 

言い換えると「所詮アイドルとファンなんだ」っていう関係性を思い出すことができた、っていうことでもあると思います。

長く応援してると、一緒に生きてきた、みたいな気持ちになることもあるけど。でも、家族じゃないし、友達でもない。ファンはアイドルの全てを知ることはできなくて、彼らの人生の、ほんの、ほんの一部分を見せてもらってるだけ。

だったら、彼らが見せてくれるそのほんの一部分を、最大限幸せに解釈していこう。彼らが本心ではたとえどんなにつらかったとしても、カメラの前で、コンサートで、全力の笑顔を見せてくれるならそれでいい。それで私が幸せになれるなら、それでいい!

 

この時から、想像で傷ついたり、想像で彼らをかわいそうがるのはやめたんです。そう思えてからは、すごく楽になった。私の中から "増員を強要されたかわいそうな6人" は居なくなりました。雑誌、YouTube、コンサート… 9人が見せてくれるあらゆる瞬間を、少しずつ幸せに解釈できるようになっていきました。

 

"この先も6人一緒にSnow Manでいるために、ファンと一緒にいるために、最後は6人全員の意志で増員の決断をしたんだ。事務所やタッキーが強要したわけじゃない。Snow Manが未来に向かって進むために、愛ある手助けをしてくれた。一緒にSnow Manに人生を懸けてくれる3人を、見つけてきてくれたんだ。"

 

私が幸せだと思える、自分本位なストーリー。誰かに押しつけるつもりもまったくないし、そのかわり「それは違うよ」って言う権利も誰にもない。事実かどうかなんて、どうでもいいんです。1月17日から今日までの彼らの姿が、今の私にはこう見えるから。こう考えると、私が幸せだから。

東京ドームのステージで、大きな花束を抱えてとっても踊りにくそうに笑顔で歌う9人の姿を見て、この自分本位なストーリーが私にとってはやっぱり真実だな、と改めて感じました。

 

 

 

「6人のSnow Manよりも9人のSnow Manのほうが好き」と心から思える日が来るかは、今はまだわかりません。比べなくていいって頭では思っていても、前を知ってて、今が前と違うなら、どうしたって心が勝手に比べてしまう。今も、過去の6人の映像を見てどうしようもなく切なくなることもあります。

 

それは、9人や3人を否定することとは、まったく別物なんです。3人のこと、9人のこと、今はとっても大好きです。

 

別物だからこそ、9人のSnow Manをどれだけ大好きになっても、6人のSnow Manに抱く切なさは永遠に消えないと思う。それってけっこうしんどいな〜とも思うけどね、でもそれだけ6人のSnow Manのことを大好きだった証だから。そう考えると、この切なさも少し愛おしく思えます。

滝沢歌舞伎ZEROの稽古中に負った、きっと一生消えない脛の傷を、ひーくんが "勲章" と呼んだように。私も、この痛みを大切にしたい。

 

 

いつか、Snow Manが6人だったことを知らないファンも増えていくかもしれないけど、別にいいんだ。私は、知ってるから!

6人のSnow Manが、派手ではないけど最高のプロ職人集団だったことも。仲良しだけどべたべたはしない、絶妙に心地いい関係だったことも。少し不器用に思えるくらい真面目で、誠実で、いつも一生懸命だったことも。

6人が、6人のSnow Manを、心から大事に想っていたことも。

 

私は知ってるから。

 

 

「いつまでも6人でいてほしい」って思ってたあの頃、でもデビューはむずかしいのかもしれないと感じていた私は、6人がずっと一緒にいてくれることを半分は本気で信じてたけど、半分は夢みたいにも思ってた。いつか応援したくてもできなくなる時が来るのかもしれない、って、ぼんやりと思ってた。

 

でも、もうそんなことないんだ。大好きな人たちが、これからも一緒にいてくれる。もう本人たちの意志と関係なく理不尽に離れ離れにさせられることもない。私さえその気なら、ずーっと応援できるんだ。それって、なんて幸せなこと!

 

物心ついた時からV6を応援してきて、大好きな人たちがずっとそこにいてくれることの有難さを、身に沁みて感じてきたから。もちろん、デビューしてもそれが確約されるわけじゃないけど。

でも、デビューしていないよりはきっと、確か。

 

 

 

V6は、デビュー時と変わらないメンバーで、来年25周年を迎えます。

 

9人のSnow Manにも、そんな未来が待っていると信じたい。「信じてほしい」と言ってくれたひーくんがいるSnow Manを、信じたい。

 

だから私は、彼らが見せてくれるすべてを、自分本位に都合よく解釈しながら、一生懸命応援していきます。

 

 

 

私が幸せでいるために!